軽自動車に取り付け可能か
ジムニーやハスラーなどの軽自動車の場合は、運転時にバランスが取りづらくなるため軽量の商品を選ぶのが一般的です。
コーナリングやブレーキ操作、風の強い場所での運転など、重量のあるルーフテントを載せるときは特に注意が必要です。
軽自動車ユーザーは車体とルーフテントの重量バランスを考えて購入しましょう。
ルーフテント業界では耐荷重について十分な説明がなされないまま販売されております 。
耐荷重について補足説明をすると、耐荷重には動的耐荷重と静的耐荷重があり、車輌メーカーやラックメーカーが設定している数値は動いている時の耐荷重→動的耐荷重の数値を耐荷重としている場合がほとんどです(静的耐荷重は動的耐荷重の3〜5倍程度と言われています)。
例として、ラックがいくら頑丈で耐荷重が100kgあったとしても車両自体の耐荷重が35kgの場合は35kgが耐荷重となります。さらにこの耐荷重にはラックの自重も含まれている場合が多い為、ラックが15kgある場合は積載可能耐荷重は20kgとなります。
この耐荷重は当然ルーフが重みに耐えられるかという点が重要だと思われがちですが、実際は走行時のハンドリング性能や足まわりの軽い車の場合はルーフテントをつけると車体が重くなり、急ハンドルや坂道のコーナーリング時に影響が及ぶことが想定されます。
勿論、耐荷重がクリアしている車も、ルーフテントを搭載したら安全運転が必須となります。
年式の古い車は耐荷重という概念が存在しない為、50kgと記されているものや不明、または空白でデータ自体見つからない場合もございます。
このような場合は、装着している車両が多いからとはいえ自己責任での
お取り付けが必要になります。
ルーフテントを装着するために一番必要なものは
屋根とルーフテントを繋ぐためのラックです。
ラックは種類が豊富にあるため色々と選びたいところですが
基本的には耐荷重を優先して検討をする必要があります。
耐荷重75kgの車なら
ラック10kgルーフテント 60kg
というような感じで耐荷重内に収まり、強度のあるものから探す必要があります。
一般的な軽いラックはクロスバーやベースラックと呼ばれ、ルーフを横に橋渡しにしている形状を指します。
純正で最初からついてるルーフのバーの名称はルーフレールやダイレクトルーフレールと表現され 、
フラットで荷物が乗せれるようなものはフラットラック
バスケット上になって高さがあるようなものはカーゴラックやルーフラックと言われます。
ルーフラックというと通常はこのバスケット上のものを指します。
よくクロスバーと混同されがちの為、注意が必要です。
ラックの選定はルーフテントを取り付ける上で支えになるため重要な点の1つです。
また、よく質問でクロスバーの数を増やすと耐荷重が増えますかという質問がありますが、耐荷重はあくまでも車両の耐荷重になるため変わりません。
ただし、自己責任な上でつける場合は2本よりも3本と数が多いほうが良い場合もあります。